106日目:北海道佐呂間町〜北海道弟子屈町
大量の虫が飛ぶ音で目が覚めました。おはようございます。無料でサロマ湖も見れてシャワーも100円で浴びることができるのは最高なんですが、とんでもない量の虫がいました笑
朝のサロマ湖。今日もいい天気です☀️引き続き道東を走っていきます🛵
目的地に着くまではほぼ永遠と同じような景色が続きます。
最初にやってきたのは日本一のサンゴ草群落地。能取湖の一部分がこのようにサンゴ草によって赤く色付いています。とても美しいですが、ピークは9月のようでまだ緑も多く残っている感じでした。また真っ赤な時にも来てみたいですね。
さて、それでは今日のメインイベント。唐突ですが私、犯罪を犯したので出頭してきます。
網走監獄博物館です。ここは明治時代から実際に網走刑務所で使用されてきた建物を保存公開している場所です。刑務所なんて悪い事をしない限り行かないところですから、内部を見られるなど早々ない経験なのでとても楽しみです。
これは刑務所内でされていた作業の再現。網走刑務所では多くの人が農業に携わる仕事をしていたそうです。また、網走刑務所の囚人たちは北海道の開拓者とも言われています。歴史を振り返ると明治時代、南下政策をとるロシアの脅威から日本を守るという軍事的な理由から北海道の開拓は大至急行わなければならず、そのためにはまず人を運びものを運ぶための道路を作らなければなりませんでした。とはいっても、原始林の中を開拓するなど民間に頼めば莫大な金額になると言うことから囚人を使い開拓したのです。200kmにも及ぶ道央とオホーツク沿岸を結ぶ道路の開拓工事は千人を超える囚人たちで昼夜兼行で強行されました。現場が山間部に進むほど食糧運搬が上手くいかずに死者も続出したのです。今日の北海道の繁栄は尊い犠牲の上に成り立っているのです。
次は囚人たちの食事風景。栄養バランスを考えてしっかり作られているようですが、ご飯のおかわりができない事や甘いものはほとんど出なかったそうです。
これは実際に使用されていた独房。
内部の広さはこのくらい。狭くて辛そうだな...と思いましたが、それ以上に悪い事をして刑務所に入っている訳ですから当然でもあります。他にも色んな刑務所内の事情を知ることができました。
その後は少し内陸方面に進み美幌峠へ向かって走りました。
途中道路脇にいきなり現れた観光スポット。
メルヘンの丘。遠くにほぼ等間隔に木が並んでいてなんだかロマンチック。
美幌峠に到着!天気が最高によくて屈斜路湖を一望することができました。中央に浮かぶ中島もとても美しいです。
景色を見ることのできる席で揚げ芋を食べました。いつもより美味しく感じた!
そのあといい感じの芝生があったのでここで寝ることに決めました。
しかし....場所が決まったので道の駅でゆっくりして日が沈みかけて戻ると大量に鹿が....!!!流石にここで寝ることはできない。。
まさかまさかの日が沈んでから北海道の暗い夜道を30kmも走るとは思いませんでしたが、何とか道の駅にやってくることができました。これで安心して眠ることができます。
24時間使える足湯もありました!
温まって今日はおしまい。明日も楽しもう。