195日目:沖縄県波照間島・石垣島

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おはようございます☀

今日こそ波照間島は行くことはできるのか・・・

朝6時前にHPで発表される運行状況。

第1便8時発条件付き運行。

あくまで条件付きなので天候次第では引き返すとのこと。

明日以降の天気を見ると大荒れで確実に船は出ないので今日のラストチャンスに賭けるしかありません。

港のカウンターでチケットの手続きをしていると

カウンター)「帰りの船が欠航した場合おそらく数日帰れませんが大丈夫ですか?」と聞かれました。

僕)「はい大丈夫です」

カウンター)「本当に大丈夫ですか?」

僕)「はい大丈夫です」

実は帰りの飛行機の予約などもあるので大丈夫では無いんですが、今はもう帰りのことを考えずに行くことを決めました。

船も相当揺れる覚悟で乗船🚢

これ見てください。

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ブレブレですが、荒れ狂う波の中を窓から撮影。

この時はまだ撮影する余裕があったのですが、このあとが本当の地獄でした。

人生でなってきた船の中で経験したことないほど揺れてマジで死ぬかと思いました。

それでも引き返すことはなく80分かけてついに日本最南端の波照間島へ上陸。

第2便が動けば滞在時間は3時間。

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原付をレンタルしてきました。

3時間もあれば十分に周ることができると聞いたのでそれでは島一周スタート🛵

コート盛と呼ばれる石垣でできた小高い場所へ。
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琉球王朝時代に建てられ、海上や往来する船を監視して烽火(のろし)を揚げたと伝えられています。

上からの景色を見てみます。
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辺り一面に広がるサトウキビ畑。

サトウキビの栽培・黒砂糖の生産がこの島の主要産業です。

ここで波照間島について少し紹介。

波照間島八重山諸島に位置する日本最南端の有人島(無人島を入れると沖ノ鳥島)

人口500人弱で、日本国内で南十字星を好条件で観測できる数少ない島と言われています。

そしてこの島には八重山諸島の中でも最も美しいと言われているニシ浜(通称ハテルマブルー)があります。

早速、ニシ浜に行ってみます。

見えてきました。

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少し離れたところからでもわかるこの美しさ。

近づいてみます。
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とっても素敵です。

海は青いというよりは水色な優しい感じ。

砂浜は真っ白で沢山の珊瑚が落ちていました。

曇り空でこの美しさ、晴れて太陽が当たった時は本当に美しいんだろうなあ......

曇りなのは残念ですが、大荒れの天気の中来たので雨が急に上がっただけでも奇跡です。

さて、島一周道路を走って日本最南端の地へ。

道路の両側をサトウキビ畑に覆われた道を走ります。
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おやおや、ヤギを発見。

八重山諸島の離島を回っているとどの島にもヤギが沢山います。
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その中でもこのヤギ、なぜか後ろにある木の枝にロープが括り付けられてこんなところで飼われています笑
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さとうきび畑のバイクをパシャリ📸

10分ほど走り島の反対側へ到着。

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これが日本最南端平和の碑。

これは戦後50年を記念して竹富町が建てたもの。

そして、くねくねした道(蛇の道)を進んでいくとついに日本最南端の碑を発見!!!

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しっかりとカメラに収めました。

これでこの旅の目的の1つであった日本の東西南北の端へ行くことを制覇することができました。

この後ろにももう少し道が続いていたので本当の最南端に行ってみます。

ゴツゴツした岩道を慎重に歩きます。
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ここが限界でした。

これ以上近づくと落下する危険もあるので引き返します。

次にやってきたのは星空観測タワー。
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ここから星空の観測ができるのですが、残念ながら今は故障中で休業しているとのこと。

波照間空港へやってきました。
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この空港かつては使用されていたのですが15年ほど前に需要がなく閉鎖されてしまいました。

しかし、ついに今年4月運行再開を発表。

だったのですがトラブルがあり延期。

その延期がなんと今月12月21日。

これは楽しみですね。

(最新のニュースで再延期が決定.....)
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滑走路にここまで近づくことができます。

引き続き島を走っていると灯台を発見。
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これまで灯台は海の目の前でしか見たことなかったのですが、この波照間灯台はなんとサトウキビ畑の真ん中に立っていました。

朝から何も食べていないので島の共同売店へ。
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手作り弁当が売っていたので購入!

チキン南蛮弁当450円。
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あったかくてチキンも10個くらい入っておりボリューム満点でした。

最後にお土産を買いに泡波酒店へ。

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購入したのがこちらの泡波という泡盛
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実はこのお酒、幻のお酒と言われているのです。

なぜそのように言われているのか?

まずこのお酒は基本的にこの島のこの場所でしか購入することができません。

さらに家族経営のため生産量も限られており、生産された多くが島内で消費されるため島外に出回るのはごく僅か。

泡盛ツウの人からするとこのお酒は喉から手が出るほど手に入れたい、飲んでみたいお酒だそうです。

この3合瓶は550円で購入したのですが、なんとネットの転売では10倍以上で売れているものもありました。(転売はするつもりはありませんよ?)

あっという間に3時間経過。

果たして帰りの船は出るのか....

高速便が欠航したのですが、貨物船の臨時便が運行されることに。

ということで帰りは貨物線へ乗船。
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船内は貨物船なのにとても綺麗です。
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フラットなスペースがあったのでそこで寝ました。

途中大きな揺れが何度はありましたが、ひどい酔いをすることも無く2時間かけて石垣島へ到着。

夜は今日も宿のゆんたくでみんなで楽しくお話ししながら泡波を飲んで楽しみました。

おやすみなさい!