43日目:青森県中泊町〜青森県青森市
AM7:00
ギャーギャー!!! ギャーギャー!!! なんだなんだ...テントをそっと開ける。
テントの周りに猿が集合してました。シャッターチャンスを逃して遠くに居る様子しか撮れませんでしたが、もっと近くまでやってきました。反対側にも居て、合計で30匹くらいいたかもしれません。まあ何もしなければ寄ってくることもありません。いつも通り準備。しっかり晴れました!これでやっと龍飛崎まで行くことが出来る。
AM9:30
龍飛崎に向けて走っていると道路脇に突然、滝が姿を表しました。
七つ滝
山奥まで行って滝を見たりする事はよくあるんですが、こんな道路脇にあるのは初めて。山岳からの清流が7段の断崖に落下しているそう。この辺りだけ気温が低くて気持ち良い。
いよいよ津軽半島北端の龍飛崎が遠くに見えてきた。天気は良いんだけど山を観ると霧がかかっている。前をしっかり見ながら安全に進んで行こう。これが容易な判断となるとは....
山の霧を舐めてました。最初の方は視界が15m程で見にくいと感じるだけだったのですが、さらに進むと1m前も見えないほどの霧に包まれました。しかも起伏の激しい道で後ろから車が来たらスピードの出ない原付バイクの僕はめちゃくちゃ危険。クラクションで自分の存在をアピールしながらとにかく進むしかありません。写真を撮っている余裕なんてありませんでした。本当に死ぬかと思いましたが何とか霧を抜けることが出来ました。
AM11:00
龍飛崎
ついに龍飛崎に到着しました!!!天気も良く最高。津軽海峡の海が目の前に広がっている。ここから北海道の最南端までは20kmしか離れていません。あまり天気が良くなくても観ることができる距離。しかし今日は晴れているのに観ることが出来ませんでした。それだけ雲が低い位置にきていたのだ。とりあえず無事に来れたのでよかった。
龍飛崎は別名、風の岬と呼ばれる。恐ろしいくらいに風が吹き付ける。積載込み120kgのバイクですら転倒しそうな強さだ。津軽海峡恐ろしい....
津軽海峡を見ながら石川さゆりさんの津軽海峡冬景色を聴きました。みんなが良く知っている1番ではなく2番の歌詞でした。
次は近くの珍国道に行ってみる。
階段国道....??その名前の通り、ここは国道なのに階段なのだ。日本で唯一歩行者しか通れない国道。何故こうなったのか経緯は明らかになっていませんが役人が現地を見ずに地図上のみで国道に指定したとも言われている。階段の段数は362段、全長388,2m。せっかくなので歩きました。
記念スタンプをゲット!!!
その後、とある記念館へ行きました。
体験坑道・記念館セット 1,500円
青函トンネルとは津軽海峡の海底にあるトンネル。青森県と北海道を繋いでおり、東北新幹線が通っているところ。記念館ではどのようにして、このトンネルが完成したのか歴史を知ることが出来ました。そしてこの記念館で一番の見どころがこちら。
実際に列車に乗って海面下140mまで行くことが出来ました。自分が今、海よりも下にいるって不思議な感覚でした。
電車が通るところなのに何故行けるの??と思った人もいるでしょう。その理由がこの青函トンネルの工事の過程にあります。トンネルを掘り進む工事ではまず、最も深い位置に先進炭坑を掘る。これはこの場所の地質を知るために。次に作業をするための作業坑を掘り、最後にそれらの間に本坑と呼ばれる実際に列車が通る穴を掘る。今回体験で来ているここは作業坑の一部なのだ。青函トンネルができるまでの話をすると調査方法や、浸水事件などなど、数えきれないほどあるので説明はこの辺りで。ガイドさんが居て歴史を知ることが出来るのでおすすめのスポット。
PM16:30
あおもり健康ランド
お風呂に入って1日の疲れを取りました。
今日はとても充実した日でした。
夜は寝る場所がみつからず....
津軽海峡フェリーターミナルの休憩スペースで一夜を過ごしました。
来週ここのターミナルから北海道へ行く。ですが、明後日からバイトをしてから行くのでまだ渡りません....(早く行きたい)
それではおやすみなさい!