8日目:和歌山県那智勝浦町〜和歌山県白浜町
AM6:00
おっちゃんがまた家からカフェにやってきて目が覚める。
カフェの開店時間は10時だそう。
でもおっちゃんはこの場所が大好きで睡眠時間以外は1日中いるそう。
僕もいつも通り、テントを片付けて身支度をして出発の準備をする。
AM7:00
「朝ごはんできたよー!」おっちゃんに呼ばれる。
寝る場所を提供して頂いた上に朝ごはんも作ってもらうなんて・・・
遠慮するのは逆に失礼にも当たると思ったので有難く頂くことに
なんと豪華な朝ごはん・・・
まさか旅中にこんな健康で家庭的な朝ごはんを食べることが出来るなど思ってもいなかった
ここ最近、野菜不足だったので食べられて良かった。
AM8:00
おっちゃんはカフェの開店準備もあるためここでお別れ。
「また旅が終わったら友達と旅行に来るの待ってるよ」と言われました。
もちろん行こうと思います。
旅に別れは付きものです。それでは出発します。
今日の予定はここから本州最南端の町、串本町へ行って本州最南端の碑と写真を撮ること。
そして紀伊大島に渡って灯台を見て、その辺にある東屋で寝ようと思う。
この時はまだ、今日の予定がこんなにも変わるなんて想像もしていなかった。
AM8:30
予報では曇りだった、急な雨。この地域は不安定な天気が多い。
こんな可愛いポストがあった。ここ太地町はくじらの街。
海ではくじらを見ることができて、くじら料理を扱う店もたくさんある。
道の駅の土産売り場のショーケースにもくじらの刺身が多く並ぶ。
AM9:30
ようやく雨がやんだので串本へ向かう。
雨上がり、海の横を走るのはひんやりした風が吹いて寒い。
AM10:30
串本市の潮岬へ到着。
本州最南端の地 これが撮りたかった。
僕は今、旅をしてるんだな!! と改めて実感する。
近くに灯台もあるそうだが、入場料もかかるのでここは入りませんでした。
そして離れ島の紀伊大島へ向かう。
長い橋を渡る途中、強烈な潮風が吹いて怖かった。
そしてなんとか紀伊大島へ。
AM12:00
島の一番端にある樫野崎(かしのざき)灯台へ。
駐車場から500Mほど歩くので観光する方は注意。
螺旋階段を登り、灯台の上へ行く。
素晴らしい眺めだ。広くどこまでも続く太平洋。地球の偉大さを感じました。
そしてまた、駐車場へ戻るためにしばらく歩く。
灯台から駐車場の間には、トルコ記念館、トルコ軍艦遭難慰霊碑がある。
写真撮り忘れました...
明治23年、ここ紀伊大島の樫野埼灯台に連なる岩礁に、トルコのエルトゥール号が座礁し、
500人ほどの命が失われた。しかし、当時の日本の紀伊大島に住む日本人が救助活動を行い
およそ60人ほどの命が助けられ、のちにトルコとの友好関係にも繋がった。
ここにはそうした歴史もあることから建物があるのだ。
歴史の話はこれくらいに・・・
駐車場に戻りながら建物を眺めていた僕に、2人の男性の方から声をかけられた。
73歳と84歳の元気のいいおじいさんだ。
おじいさん)今日はどこからきたの、観光かい??
僕)滋賀県出身なんですけど、今日本一周してまして和歌山に来ていたので寄り道です。
おじいさん)今日はこれからどこ行くの??
僕)まだ決まってなくて・・・
おじいさん)それならご馳走するからお昼ご飯食べに行こうよ
こんな感じの流れから、出会った2人の方とお昼ご飯へ行くことに。
土産物屋も少し一緒に見て、トルコアイスを買っていただきました。
初めて食べたが、甘すぎず、もちもちしていて美味しかった。
そのあとおじさんの車の後ろを追ってついて行く。
PM13:30
「黒潮寿司」へ到着。
僕が気を遣わないようにか、おじさんはどんどん注文する。
お腹いっぱい食べさせてもらい、その流れから一緒に串本海中公園へ行くことに。
AM15:00
串本海中公園へ到着。
ここは海の中まで行くことができるようになっていて豊富な種類の魚が観られる。
おじさんもすごく楽しそうで話も弾み、いい思い出になった。
AM16:00
串本海中公園を出て、おじさん達にお礼を伝えて今日の寝床探しに出発しようとした。
するとおじさんが、
「白浜にリゾートマンションを持っているから、そこへおいでよ」
と言われてお邪魔することに。
AM17:30
白浜のリゾートマンションへ到着。【場所は伏せておきます】
到着してまずは、海が一望できる温泉に入らせていただいた。
夜はおじさんと晩酌だ。
ビールにおつまみまで用意していただき、おじさんの歩んで来た人生について
たくさんのお話を聞いた。すごく知識が豊富でどんな話も面白い。
内容は長くなるのでここでは省略するが、すごくためになった。
PM22:00
おじさんとの話も終え、この旅初めて、ふかふかのベッドで僕は眠った。
おやすみなさい。また明日に続く。